
武蔵野大学 環境システム学科
公開授業 2024秋
解のない課題に伴走する人材に求められる参加型リーダーシップ入門
VUCAの時代、長期的な関わり合いや働きかけが必要とされる「解のない課題」に囲まれる今、
あらゆるサイズのコミュニティを持続可能な形で運営していくために
”共生資本”~共に生きるためのつながりと力~を育くんでいくことが求められます。
”共生資本経営”に求められるスキルは、自ら未知の領域にい続け、
対話を通じて新しい価値を自ら見つけていくこと。
このために必要な参加型リーダーシップの入門を学ぶ機会を提供します。
この公開講座は今年で5年目。9月から11月の10週間をかけた学びの旅路です。
参加型リーダーシップについて、これくらいの時間をかけて
体系立てて学べる機会は、日本ではまだここだけです。
授業では、対話、グラフィック・ハーベスティング、人間の基本的ニーズの考え方、
幸せを測る指標の作り方、ユーザー感性学、ESD など、解のない課題に求められる
話し合いの形を体験し、振り返るというリズムで学んでいきます。「解のない課題」に向き合うときに必要なシステム的なものの見方、働きかけ方を
学んでいくことで、皆さんがそれぞれのフィールドに戻った後も、
多様な人びとと助け合いながら学び続けられることを願っています。
授業では「一人ひとりの多様性を認め合う、と同時に他の人と共に過ごせる
公平なコミュニティ」の形も探求します。
本公開授業は学部生のほか、学外からも参加者を募集します。
幅広い視野を交換し、リアルな社会の声を聴きあい、お互いから様々な知識や気づきを得ながら、大学と社会のつながりを作ることにも挑戦します。
講座一覧
受講スケジュール
学外参加者も、登録学生と共に学びます
9月28日・29日 08:50~16:40
【対面】武蔵野大学有明キャンパス
◆参加型リーダーシップの基本 2Daysワークショップ
会場:武蔵野大学有明キャンパス
※詳細な会場情報はお申し込みいただいた方にお知らせします。
私たちが生きる時代をどうみるのか、この時代を生きるための知恵、対話と協働、そして自らを導く参加型リーダーシップについて座学と対話そして体験型のワークを通じて学びます。
担当:牧原ゆりえ、清山美咲、反町恭一郎協力:伊勢田麻衣子(株式会社ビジネスコンサルタント)
出山実(宮崎産業経営大学准教授)
この2日間に参加することで、このようなことが期待できます。
(過去の参加者感想より抜粋)
・リーダーシップの新しいあり方が発見できる
・人とより一歩深く、真剣に、軽やかに対話する練習ができる
・なぜコミュニケーションがうまくいかなかったのかボトル
ネックが見つかる
・人の話がよく聞けるようになる
・周りの人がリーダーシップを発揮しやすくなる働きかけが
できるようになる
※対話Basics受講者へは「ダイアログカード」を後日お届けします!
(通し参加料金でお申込の方は別途追加費用で承ります)
※基本的には2日間でひとまとまりの内容となります。どちらか1日だけ参加希望の方はご相談ください。
お問合わせ先:info★sustainabilitydialogue.com ★ を@に変えお送りください。
ワークショップの内容
⚫︎対話ベーシック
対話の原理-ダイアログの実践原理
対話の範囲-表情が表現するもの
対話の目的ー対話と協働の関係性についてのワーク
⚫︎グラフィックハーベスティングベーシック
グラフィック・レコーディングの基礎
さっそく実践!人の話を聴いて描く
ビジュアル・ストーリーテリング
⚫︎扱うコンセプト
カオスとオーダーの間「ケオディックパス」
解のない道を歩む時のコンパス「4相の実践」
生き物としての私たちを生かすコミュニケーションや
仕組みの基本「リビングシステム」
ものやサービスに頼らずに自らの幸福度を上げていく
フレームワーク「ていねいな発展」
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10月20日(日)13:10~14:50 【オンライン】
◆視るから学ぶ多様性~感性学~
担当:グロス梯愛依子
現場に出かけて出会うということ 〜感性学の視点を通して〜
地域の課題を理解するってどういうことか。暮らしを大事にするってどういうことか。地域の目線に立って初めて見えてくることを学ぶために、私たちはどんなレンズをかけて向き合えばいいでしょうか。感性学というまだ新しい学問を通じて、地域に向き合うための意識について学びます。
*この授業は特別講師が担当予定です。
10月20日(日)15:00~16:40 【オンライン】
◆幸せの指標を作る-1
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10月27日(日)10:40~12:20
【対面】武蔵野大学有明キャンパス
◆幸せの指標を作る-2
担当:牧原ゆりえ
協力:出山実(宮崎産業経営大学准教授)
※事前動画学習+計2回の連続講座です
自分たちの幸せを自分たちで定義して、測定する指標作成のための基礎を
主に授業の形式で学びます。
ブータンではGDP(国民総生産)の代わりにGNH(国民総幸福)を高めるために国の政策が考えられています。GNHを測定する指標もあります。私たちの
暮らしの周りには、GDPはもちろん、なんとかランキング、偏差値、など
私たちの暮らしの一部を勝手に測る指標がたくさんありますが、これらの
指標は私たちの暮らしを豊かにするために必要なことを測定していると言えるでしょうか。この連続講座では、「ていねいな発展」で練習したことを
生かして、ブータンでの幸せの指標づくりのエッセンスを取り入れて、
私たちの指標を作ってみることに挑戦します。
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10月27日(日) 13:10~16:40
【対面】武蔵野大学有明キャンパス
◆協働のデザインを学ぶ
カネヴィン・フレームワーク
ブレス・パターン(話し合いの設計について)
担当:牧原ゆりえ
協力:伊勢田麻衣子(株式会社ビジネスコンサルタント)
課題解決に飛びつく前に、求められる解決策の性質に思いを馳せてから、それに合うような手段を選ぶこと。時間、エネルギー、資金、人的パワーなど、限りある資源が意味のある形で地域に貢献するために必要な、課題解決のカタチについてまず合意するための枠組みを学びます。参加型リーダシップが特に有効な課題のカタチについても理解を深めます。
ブレスパターンでは、 当事者のなかから答えを見つけていかなくてはならない、つまり過去に前例のない課題に取り組むための話し合いをどのように設計すれば良いのか、座学と対話で学びます。
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11月30日(土)13:10~16:40 【オンライン】
◆総まとめ
ふりかえり、共生資本経営
担当:牧原ゆりえ
協力:伊勢田麻衣子(株式会社ビジネスコンサルタント)
グラフィックで自分のやってみたいことを描く、対話する
この講座で学んだことをベースに
今後やってみたいことなどを、グラフィックで表現し、対話を行います。
受講スタイル
1コマ単位でお申込みいただけます。全体を通して受講いただくことで学びが積み重なる構成となっています。
全日程の受講が難しいという方向けに、参考までにいくつかの受講パターンをご提案します。
【通しで学びを
深めたい方】
通し受講
¥59,800
(税込)
通し受講の方は
追加3,300円(税込)で
日々 利用できる
ダイアログカードを
お届けします!
おススメ、是非!
参加型リーダーシップの基本
2Daysワークショップ
¥42,350
(税込)
9月28日&29日
2Days
ワークショップ
【協働のデザインを
学ぶ】
¥12,100
(税込)
10月27日
カネヴィン
ブレスパターン
幸せの指標
連続講座
¥15,400
(税込)
事前動画学習
10月20日 指標①
10月27日 指標②
感性学
¥6,050
(税込)
10月20日
感性学
総まとめ
¥12,100
(税込)
11月30日
振り返り
共生資本経営
【こんな人にお勧めです】【この講座から得られるもの】
【こんな人にお勧めです】
・今の大学生が考えていることに興味がある人
・すぐに答えが見つからない、曖昧グレーな中で自分なりの進路を見つけて前に進む力をつけたい人
・あっちを立てればこっちが立たない、という状況によく出くわす人
・古いリーダーシップのままじゃだめなんですよねと気づきつつある人
・Youtubeや書籍で紹介されている方法だけでは解決しそうにない課題を抱えている人
・複雑で、多様で、量が多い課題に圧倒されている人
【この講座から得られるもの】
・Z世代と共通のテーマで対話する経験を通じて、自身が持っている”社会の常識”や”前提”の枠組みが広がる
・一人一人の中にある強みを活かし、元気になるやり方で関わり合う態度を得る
・地域コミュニティや組織の中での話し合いの質をあげるヒントが見つかる
・問題を解決するのではなく問題から学ぶコツがわかる
・答えのないプロセスを歩く者としての心構えができる
・指標をつくる時間を通して”何が”自分たちを満たしてくれるのかを知る
・Art of Hostingの知恵を体系的に学ぶことができる
社会人×学生のお話会 @zoom
~2023年の様子~を ご覧いただけます
2021、2022年と授業に参加した学生の杉山さんをゲストに迎え社会人向けお呼びかけ人兼講座サポーターの伊勢田さんメインホストによるお話会。
●講座を取ろうと思ったのはなぜ?
●実際社会人と混ざって授業を受けてみてどう感じた?
●今大学や外でどんな活動している?
👈画像クリックで、様子をご視聴いただけます!
ブログ/参加者の声
これまでの様子や参加された学外受講者からのお声を紹介します。
~どのクラスを受講しようか検討中の方、是非ご参考になさってください~
【これまでに参加された方々の業界】
ITコンサルティング、NPO法人、デザイン事務所、マーケティング、医薬品販売、飲食サービス、経営コンサルティング、自営業、自動車メーカー、商社、情報通信業、製造業、組織開発コンサルティング、大学病院、地域おこし協力隊、地方自治体、農業
記事:「ていねいな発展」
【参加者の声】
・マックス=ニーフのニーズ論(ていねいな発展)
充足手段を深く考えたことがなかったので切り口が勉強になった。
ニーズを充たすための充足手段を考えるというステップを経験できた
ことは良かったです。そのような考え方をしたことがなかったからです。
参加者同士で対話をして、充足手段についてさらに考えを深められた
ことも良い経験となりました。
記事:「フレームワーク」
【参加者の声】
・ブレスパターン(フレームワーク)
何となく話し合いをするのではなく、今は拡散だ収束だと思って話し
合えることを、いつも気にしてみると、その話の内容自体が濃いものに
なると感じた。
・カネビンフレームワーク(フレームワーク)
自分の悩みを整理すること、自分と向き合うことにすぐ使えそう。
過去の受講者の声
講座の中での対話は社会人あるある、学生あるあるが通じない世界。
日ごろ見ている風景が自分とは違う人たち、コミュニケーションのパターン、所作が違う人同士で対等に対話する貴重な時間でした。
****
「会社で新規部門を立ち上げ、今までやったことのない仕事に挑戦しています。そんな時、“解のない課題に伴走できる人材に求められる参加型リーダーシップ”というタイトルが、今の自分に必要なものだと思い、すぐ申し込みました。
学生とリーダーシップのワークショップをやるぐらいの気持ちで参加しましたが、毎回「自分をホストする」「対話(ダイアログ)する」など準備運動から始まり、理論やフレームワークを学び、仲間との対話で実践し、最後は振り返りで内省(リフレクション)まで行う充実した内容でした。社会人が学生と一緒に学ぶ機会もあまりないので、いい刺激や気づきをいただきました。今はこの講座での学びがチーム作りに役立っています。」****
「学生さんと一緒に学んでみて、価値観のフレームが広がりました。
基本カメラオフ、、など普段の仕事とは違うオンラインのスタイルに触れたり、若い人たちは今そんなこと考えているんだーと知れたのが新鮮でした。社会人だけの回では話が深まりました。学生さんと一緒の回と社会人だけの回、両方体験できたのよかったです。
これから受講する人へ伝えたいことは、腹落ちしたくて、スッキリしたいと思って参加するかもしれないけど、スッキリできないよ。という事です。この学びはいい意味ですっきりしないのですが、それを容認できる価値観がこれからの世の中必要だと思います。
これからグローンゾーンを生きていく私たち大人が学ぶ必要がある講座です。」
受講環境について
本講座は
対面またはオンライン開催です。
【対面の場合】
武蔵野大学(有明キャンパス)
東京都江東区有明三丁目3番3号
交通アクセス
【オンラインの場合】
ZOOMを通じて実施します。
事前にZOOMのダウンロードと接続ができることをご確認ください。ZOOMアプリのダウンロードhttps://zoom.us/download#client_4meeting
- 画面の見やすさを考慮して、スマートフォンやiPadよりもパソコンでの参加をお勧めします
- 光回線やWifiなど安定したインターネット接続環境の下から参加ください。
- 聴くだけではなくお話する時間もあります。マイク付きイヤフォンやヘッドホンがあると音声がクリアになります
お申込みから受講までの流れ
1お申込み
受講したいコマを選ぶ。
以下のお申込フォームから必要事項を
入力して送信する。
2お支払い
お申込みフォームにある
情報に従いお支払いを
お願い致します。
3受講案内
お振込みが確認できた方へ
参加に必要な情報の
ご案内メールが届きます。
定員
学生1人あたり社会人3名の比率で定員を設けています。
運営
主催 武蔵野大学環境システム学科 Co-Creation Lab
共催 一般社団法人サステナビリティ・ダイアログhttps://www.musashino-u.ac.jp/ariake/Mon-Fri - 9:00 AM to 5:00 PM
Sat - 1:00 PM to 5:00 PM
Sun- Closed
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